私がここに来た経緯はかなーり複雑で。
まず、私が学園を飛び級で卒業する羽目になったのは、おそらく白銀怜の義母と義兄による「嫌がらせに見えづらい嫌がらせ」の一環だ。
義母さんは、白銀怜だけをピンポイントで苦しめるのが大好きみたいで、怜以外にはプラスになるような絶妙なラインの嫌がらせをいつも企てていた。
私の飛び級卒業だってそう。「白銀学園を飛び級卒業した」という実績は、私の今後の人生においてかなり有利に働く。私が怜と共に生きたいと思っていなければ、学園生活が終わる悲しさより、これからの人生への嬉しさが勝ったと思う。
義兄さんは、そんな親子関係を面白がりながらちょくちょく協力していた。
だけど義兄さんはあくまで「面白いこと」に協力するというスタンスで、だからずっと義母さんに協力しているわけでは無い。ものすごく能力が高いので、よりタチが悪い。
そんな彼らだから、私と白銀怜を引き離すためだけに、飛び級とかいう特例中の特例を押し通したに違いない。
そして、私が2月時点で飛び級について知らされたのは、きっと義兄さんのしわざだ。
夕陽まむに聞かされたのかメモでもあったのか記憶は定かでないけれど、私は2月に自分が飛び級卒業することを知って、すぐさま春休みの計画を立てた。
いきなり「夕陽まむの帰省に同行する」と言ったから、すごく怪しまれたかもしれないけれど、日頃の行いかすぐ賛同してもらえたし、夕陽まむ本人に声をかけたときもすぐOKをもらえた。
とまあ、この時点でかなりの人に協力してもらっている。
まず、私が学園を飛び級で卒業する羽目になったのは、おそらく白銀怜の義母と義兄による「嫌がらせに見えづらい嫌がらせ」の一環だ。
義母さんは、白銀怜だけをピンポイントで苦しめるのが大好きみたいで、怜以外にはプラスになるような絶妙なラインの嫌がらせをいつも企てていた。
私の飛び級卒業だってそう。「白銀学園を飛び級卒業した」という実績は、私の今後の人生においてかなり有利に働く。私が怜と共に生きたいと思っていなければ、学園生活が終わる悲しさより、これからの人生への嬉しさが勝ったと思う。
義兄さんは、そんな親子関係を面白がりながらちょくちょく協力していた。
だけど義兄さんはあくまで「面白いこと」に協力するというスタンスで、だからずっと義母さんに協力しているわけでは無い。ものすごく能力が高いので、よりタチが悪い。
そんな彼らだから、私と白銀怜を引き離すためだけに、飛び級とかいう特例中の特例を押し通したに違いない。
そして、私が2月時点で飛び級について知らされたのは、きっと義兄さんのしわざだ。
夕陽まむに聞かされたのかメモでもあったのか記憶は定かでないけれど、私は2月に自分が飛び級卒業することを知って、すぐさま春休みの計画を立てた。
いきなり「夕陽まむの帰省に同行する」と言ったから、すごく怪しまれたかもしれないけれど、日頃の行いかすぐ賛同してもらえたし、夕陽まむ本人に声をかけたときもすぐOKをもらえた。
とまあ、この時点でかなりの人に協力してもらっている。


