たとえば。あくまで、たとえばの話だが。
――もし、夕陽まむが「青空ひよりは生きている」と言わなかったら、果たして俺はちゃんと生きていただろうか。
いや、と首を横に振る。
おそらく自分は、ひよりの生存を祈り続けてみっともなく生きていただろう。
ロミオのようにひよりの遺体を目の当たりにしたらまた違うだろうが、根拠が夕陽まむの言葉だけなら、信憑性はない。
と、そこまで考えて気づいた。
ひよりが生きている根拠は、……夕陽まむの言葉しかない。
いや、もし義兄が殺人や殺人未遂をしていたら刑務所行きだ。
彼が今も普通に生きていることを考えれば、殺人はなかったと思っていいんじゃないか?
そんな都合のいい幻想を抱きかけて、すぐやめた。
揉み消されているだけかもしれない。
それに、もっとあり得るのは――なにか別件で、ひよりに危機が迫っている可能性。
ひよりが生きているとは限らない。
その事実に背筋が凍る。
どうにか思考を逸らそうと、ひよりが自分を想っている姿を妄想してみる。
ふと思った。
ひよりも、学園内の状況がわからずに不安になっているんじゃなかろうか?
――もし、夕陽まむが「青空ひよりは生きている」と言わなかったら、果たして俺はちゃんと生きていただろうか。
いや、と首を横に振る。
おそらく自分は、ひよりの生存を祈り続けてみっともなく生きていただろう。
ロミオのようにひよりの遺体を目の当たりにしたらまた違うだろうが、根拠が夕陽まむの言葉だけなら、信憑性はない。
と、そこまで考えて気づいた。
ひよりが生きている根拠は、……夕陽まむの言葉しかない。
いや、もし義兄が殺人や殺人未遂をしていたら刑務所行きだ。
彼が今も普通に生きていることを考えれば、殺人はなかったと思っていいんじゃないか?
そんな都合のいい幻想を抱きかけて、すぐやめた。
揉み消されているだけかもしれない。
それに、もっとあり得るのは――なにか別件で、ひよりに危機が迫っている可能性。
ひよりが生きているとは限らない。
その事実に背筋が凍る。
どうにか思考を逸らそうと、ひよりが自分を想っている姿を妄想してみる。
ふと思った。
ひよりも、学園内の状況がわからずに不安になっているんじゃなかろうか?


