大好きな幼馴染と引き離され、

さらには軽い記憶喪失によって
顔と名前を忘れてしまったことで、

私の世界は一転してしまった。


何も信じられない。


何にも興味がない。


そんな私にとって唯一大切だったのは、

双子の妹・真穂奈だけのはずだった。