その日から廊下でも教室でもことあるごとにかおり君が話しかけてくる。 しかもクラブの時はかなり距離をつめてくるから、 段々と苦手に感じるようになってきてしまった… なんで私なんかに構うんだろ… そんなある日。 「優莉奈ちゃん! 今から2人でカフェ行こ」 え? 確かに今日は授業が早く終わったからクラブの方も割と早い時間に終了したけど、 それでも真穂奈以外の人と2人で出かけるなんて私には到底無理だ。