君が私の全て!(仮)




大好きな真穂奈のため、

大きく深呼吸して私は言った。


「あのっ!

ゆうやくん…だっけ?

私と一緒にペア組んでくれませんかっ?」


言っちゃった…


真穂奈以外の人と話したの何年ぶりだろ、


「逆にオレでいいの⁉︎

(湊に初めて勝てた?
しかもこの子って唯一湊が…)」


コクッと縦に頷く。


勇気を出して力を使い切った私は真穂奈に抱きつこうと視線を少しずらすと、

視界に入った真穂奈の好きな人にふと見覚えを感じた。