和也とは、今言った午前中の講義に一緒に出てる事で仲良くなった。


確か、最初の授業の時はあたしはめっさ眠くて、また同じ学部の男子の名前なんて全く覚えていなかった為、

「…あ〜。アイツ、確か同じ学部の奴だよな。」

って思った。




彼は寝坊&遅刻常習犯だが、下宿生で色々大変そうなので、細かい事には干渉しない事にしている。


あたしは中学・高校と、自宅から通ってて、学校と家が近かったにも関わらず、遅刻常習犯で先生に睨まれていた為、人のコトは言えない。


因みに和也の実家は、北海道の酪農家だそうだ。
家に牛とかいるんだろうな。








「大丈夫だよ、先生、めっちゃ優しいじゃん。多目に見てくれるって。」

そう楽観的にほざく和也は、世の中を若干甘く見過ぎてると思う。


「…で、何の用?」

あたしはトイレに行くのを止められて、若干イライラしていた。






.