「何かもう俺、デパートとか見て回れただけで満足しちゃったよ。サンキュー、美綺。」 「いやいや、何言ってんの和也。メインのイルミネーションがまだだっつの。」 「あはは、そうだね。……それじゃ、そろそろ行きますか?」 外を見ると、結構暗くなっていた。 時計を見ると、5時を過ぎている。 「そうだね。」 あたしと和也は、デパートに向かった。 歩きながら、和也が呟いた言葉を、あたしは聞いてしまった。 「…もう、これで最後だ……………。」 .