「なぁ楓、何か小学生の実験みたいだな。」

「う〜ん、そうだね…。ただ、この実験を通して、私達が夢に近付ければ良いんじゃない?」




あたし達の夢は、映像系のメディア。

目指す物が目指すモノだからか、友達はなかなか個性的かもしれない。











あたしと楓は、マイクとヘッドホンを繋いで遊んでいた。


ヘッドホンをしてしまうと、マイクの向いている場所の音だけが聞き取れ、他の話は殆ど聞こえない。


仕方ないから、喋ってる人の表情と口の動きだけで、話の内容を考えなければいけない。



ちょうど仁君が来て、楓と話し始めた。

…あの楓の顔は、何か企んでる顔だな。








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