食べ終わって、皿を洗ってるあいつの後ろ姿をソファーに座りながら観察。


ちっちぇ体。


たまに皿を落として、


『わっ!』


とか言って驚いてる。


変なやつ。


普通いきなり知らない男と暮らすことになったら、もっと警戒するだろ?


なんだかんだで受け入れてくれてるみたいだし。


まぁ、俺にとっては住む家があって助かるんだけどな。


これからどのくらい一緒に住むことになるんだ?


あいつの両親は、最低でも二年は海外勤務らしいし。


とりあえず先は長そう。


楽しい毎日になる気がする。


なんというか、飽きない感じ。


片付けを終え、鼻歌を歌いながらテレビを見ているあいつを横目に、そんなことを考えていた。


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