ある日、先生に頼まれて空き教室に向かっているときのこと。 空き教室は普段生徒が使うことなんてなくて。 今日もわたししかいないはずだった。 運ばなきゃいけないものや資料は、日直で順番に回ってくる。 そして、ついに順番がわたし、桃瀬 乙羽に回ってきてしまった。 高校二先生の5月。 段々と新しいクラスに慣れてきて、先生の生徒に対する扱いがとてつもなく雑だということはわかった。