始業式の日から1ヶ月以上の時が経ち、私は相変わらず一人で過ごしていた。


まぁ、あのことがみんなにバレちゃいけないから当然の事なんだけど、


いつものように学校に着き、教室に入ると周防さんと佐々木さんが挨拶をしてくれる。


「おはよー湊崎さん。」


「おはようございます。」


こんな私に挨拶してくれるなんて。いい人たちだ。


私は自分の席につき、鞄から本を取り出す。


休み時間やHRまでの時間は私はこうして本を読んですごしている。


本を読んでると誰にも話しかけられないから楽なんだよね、


それに、本だけは私を否定しない。


そうしていつも通り過ごし、HRも終わった頃。


明日は休みですることないんだよね。


そう明日から三連休なのだ。


久しぶりに海に行こうかな、あそこの海ほとんど人が来ないから息抜きにピッタリなんだよね。


私は明日に備えていつもよりも早く寝た。



おそらくこの時から私の時は進み出していた。