「雨宮さん、遅かったね!早く入りなよ!これ、言ってた写真ね〜・・・好きなの持って帰っていいよ!」
パラパラッとアルバムを見せてくれる遊馬さん。その手の中でチラチラと愛しい推しの姿が確かに確認できる。
しかし、、蓮水さん以外の男子が二人いる密室に、私一人で乗り込むのはどうなんだろう?
このことをもしも蓮水さんが知ったら、、、
【 結局顔がいいなら誰でもいいんだな。イモ女、やっぱお前嫌いだわ。二度と俺に話し掛けんな 】
なんて残酷な言葉たちを吐く蓮水さんを想像して、やはり帰ろうと思い支えてくれていた井田さんから離れる。
「誠に申し訳ありませんが私、雨宮花音はっ・・・蓮水唯斗さん以外の殿方と密室で過ごすのは気が引けるので、今日はこれで失礼致します。」
ペコッと頭を下げて退場しようとすると、慌てて出てきた遊馬さんに腕を掴まれる。



