推しと私の秘蜜のリア恋



服を脱がされるのは全然いい、むしろ処女もらってください状態で完全に受け身だったけど、





メガネだけはどうしても外されたくなかった。私の本当の顔を蓮水さんに見られるのは嫌だった。





蓮水さんにだけはダサくて、気持ち悪い、根暗なオタクという印象で終わっておきたい。このままの、今の私を見ていて欲しい。





「ー・・・っで?脱がされるのが嫌ならそろそろ言えよ。遊馬と組んで何企んでる?」





手を止めて聞いてくるあたり、蓮水さんは初めから、最後までするつもりなんて無かったんだろうなぁっと気が付く。






こういう所、、本当に大好きっ、





「実は昨日落し物をしまして・・・それを拾ってくれたのが遊馬さんで、、お礼をすると言ったのですが・・・お礼はいいから、蓮水さんに伝言を伝えて欲しいと頼まれまして・・・」






とりあえず写真のことを伏せて、遊馬さんと出会った馴れ初めを話すと、それに納得いかなかったのか、、





「っえ、でも何で雨宮さんと唯斗が顔見知りだって遊馬のやつ知ってんの?それに、唯斗がこの高校通ってるって・・・極秘のはずだから遊馬が知ってるはず無いんだけど」





何処から湧き出たのか、モブキャラが余計なことを口走ったせいで、蓮水さんの表情が曇る。





それを見て再びキライと言うワードが飛び出す前に、私はスカートのポケットに収めてあった生徒手帳を取り出して、昨日遊馬さんから返してもらった一枚の写真を蓮水さんに見せた。






「……これなんです、、遊馬さんが拾ってくれたの・・・だから、私と蓮水さんが付き合ってると勘違いしたみたいでっ・・・それで、、」





正直に暴露した私は、写真の裏側もしっかりと見せて、嘘がないように真実を告げる。





「もしも落とした時、ちゃんと手元に帰ってくるように名前と番号を書いてたんです。だから、それを見た遊馬さんが・・・親切に連絡してくれて、、」





「へぇ・・・親切に連絡、、」





蓮水さんは黙って私から家宝の写真を奪い取ると、裏表を確認するように目を通して、



ビリッと容赦なく私の目の前で写真を破り捨てた。