通い始めた料理教室、わたし以外男の子しかいないんですが。

「あ、あの…」

そのとき、
隣に座っていた、
お洒落なハットを被ったおじいさんが
「君たち、若いねぇ」
と言った。

月影くんは驚いて、
やっと寝ぼけまなこでなくなった。
完全に目を覚ましたようで、
「は、わたくしとしたことが…すみません」
と文乃に謝る。

「2人きりのつもりでいました」