「謝らなくて良いですよ。でも、仕返しです」 彼はそう言って、 また私の瞳をじっと見つめてくる。 やはり時計の秒針の音だけが、 その空間に響いている。 わたしが目を逸らそうとすると、 彼は「まだですよ」と それを許してくれない。