でも、毎日が平穏な日々ばっかりじゃなかった。 原因は “和紀のファンからのイジメ” 気にくわなかったんだって… 私みたいな普通の、なんの取り柄もないような女の子が和紀の側にいるのが…。 私は和紀にそれを隠すのに必死だった。 それを見たら和紀は傷つくでしょ? 和紀は優しいから、俺のせいで…って自分を責めるでしょ? そんな姿みたくなかった。 だから私は毎日、なにもなかったように自分を装い、和紀にはいつも笑顔を向けた。