「あたしだって
宮田はたいしたことないって
思っていると思っていたよ。
だからなかったことにしようとしたのに」
あたしのファーストキスの思い出。
どちらかともなく笑い出す。
互いにずっと
同じようなことを
思っていたんだってこと。
ずっと消したくて
たまらなかった思い出で
それでも彼のことが好きだったこと。
悔しかったこと。
そんなことがなんだか
おかしかった。
宮田はたいしたことないって
思っていると思っていたよ。
だからなかったことにしようとしたのに」
あたしのファーストキスの思い出。
どちらかともなく笑い出す。
互いにずっと
同じようなことを
思っていたんだってこと。
ずっと消したくて
たまらなかった思い出で
それでも彼のことが好きだったこと。
悔しかったこと。
そんなことがなんだか
おかしかった。



