檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か

「…分かった?」

確認するような声。

頷くしかない。

ここで逆らったら、全部壊れる。

「…うん」

凛月は満足そうに目を細めた。

「いい子だな」

ぞくりと背筋を撫でる。

優しいのに、怖い。

「ちゃんと寝ろ」

そう言って立ち上がる。

扉へ向かう足音。