檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か

「無理すんな」

静かに言って、頭を撫でる。

優しい手つき。

「…ほんと弱いよな」

少しだけ笑う。

責めてるわけじゃない。

でも、その言葉が刺さる。

「だから俺が見てないとダメなんだよ」

その一言で、空気が変わる。

優しさの中に、確かな縛りが混ざる。

「…どこにも行くな」

静かに、でもはっきりと。