檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か

「当たり前だろ」

「こいつは俺のだ」

迷いなんて一切ない。

当然みたいに言い切る。

胸がギュッと締め付けられる。

怖い。

でもー

その言葉に、少しだけ安心してしまう自分がいる。

逃げたいのに。

逃げたくないみたいに。

感情が、ぐちゃぐちゃになる。

「やっぱ重いわ〜」

愛流が苦笑しながら呟く。

その軽さが、少しだけ空気を緩める。

「まぁでも総長らしいよな」

海里も苦笑しながら頷く。

受け入れてるみたいにー

でも、蒼依だけは違う。

表情ひとつ変えずに、じっと見ている。