「……っ」
1粒の涙が、綺麗に私の瞳から頬を伝って流れ落ちる。
「なんか清葉勘違いしてるみたいだけどさ…」
凪生が少し俯きながら言う。
「俺は今も、清葉と付き合ってるつもりでいたんだけど」
「えっ…?」
凪生の口から予想もしてなかった言葉が漏れた。
何?どういうこと?
付き合ってるつもりでいた…?ツキアッテル、ツモリデ…
つ、つ、付き合ってる?!つもりでいた?!!?
「えぇぇ?!」
「俺じゃ、もう遅い?」
あまりの衝撃に、驚きを隠せない。
「待たせてごめん、俺はまだ清葉のことが好きです。
小学校を卒業してから2年以上経つけど、何をしても清葉を忘れられない。まだ、俺の彼女でいてくれますか?」
「……っ、」
私だって…、

