「そうなんだぁ、えっと、碧と龍生なら今は…」
てっきり、2人がどこにいるのかでも聞いてくるのかと思って2人のシフトの時間を思い出そうとしていた。
「いや、大丈夫。今日は清葉にも会いたくてきたから。」
「え?ど、どういうこと…?」
私に会いたくてきた?今更?
どうして?
もう凪生のことだし、持ち前のルックスと優しい性格で私の事なんか忘れて、彼女とでも仲良くやっていると思っていた。
「清葉ってさ、今彼氏いる?」
「え、い…いないけど…」
「…そっか、」
いるっちゃいるのかな?だって、わたしと凪生は正確にまだ別れてない…はずだけど。
それは果たして付き合っているというの?
「あ、えっと…な、凪生は?」
「え?」
「か、彼女!いないの?」
沈黙が気まずくて、ついつい質問を返してしまった。

