「いらっしゃいませ、ゆうきさん、お疲れ様です」
幸星くんが三種盛り皿のお通しを手にカウンターに近付いたみたい。
「お疲れ様です、生をお願いします」
「かしこまりました」
ゆうきさんか、戸根院長と同じ名前だ。幸星くんが下の名前で呼ぶってことは常連なのかな。
疲れたぁ。首を何度か振って腕を思いっきり天に向かって伸ばした。
直線並びのカウンターの端っこに居るであろうゆうきさんを見てみようと、伸ばす腕の隙間からさりげなくゆうきさんって方を確認。
えっ、戸根院長だ、MANGATAの常連なの?!
ちょっ、ちょっ、声を出さずに幸星くんを手招きで呼んだ。
「目ざといですね、イケメンだからってダメですよ、紗月さんには院長先生がいらっしゃるでしょ。ゆうきさんをナンパ目的で紹介は出来ませんからね」
聞こうとする人の耳にしか届かない小さな声でささやく。
「冗談やめてよ、とんでもない。あの人が戸根院長よ」
私も秘密でも告白するように小さな声でささやいた。
「祐希さんが紗月さんの動物病院の院長先生なんですか?」
「幸星くん知らなかったの?」
「基本、僕からは過干渉や詮索はしません、根掘り葉掘り聞かれるのは嫌じゃないですか。祐希さんはなにも語らないから職業も知りませんでした」
「まだ戸根院長は私って気付いてないわ、私だって伝えて来てよ。隣に呼んでよ、一緒に呑みたい」
「かしこまりました」
すぐにノートパソコンをカバンにしまい、戸根院長が来るのを待っていたら幸星くんが戻って来た。
「隣においでと伝言です」
戸根院長を見ると微笑みながら、おいでと手招きをしている。
行く行く、すっ飛んで行く。なんて私は幸せ者なの。
「幸星くん、あっちに移動するから」
「ですよね、お二方共嬉しそうでなによりです、幸せな顔」
すぐに荷物を持って戸根院長のもとに行った。
「こっち」
戸根院長が端っこからひとつ席をずれて、空けた椅子を軽く叩いた。
「伊乃里は壁際に座って。他の男に見られたくない」
焼きもち焼いている、可愛い。
幸星くんが三種盛り皿のお通しを手にカウンターに近付いたみたい。
「お疲れ様です、生をお願いします」
「かしこまりました」
ゆうきさんか、戸根院長と同じ名前だ。幸星くんが下の名前で呼ぶってことは常連なのかな。
疲れたぁ。首を何度か振って腕を思いっきり天に向かって伸ばした。
直線並びのカウンターの端っこに居るであろうゆうきさんを見てみようと、伸ばす腕の隙間からさりげなくゆうきさんって方を確認。
えっ、戸根院長だ、MANGATAの常連なの?!
ちょっ、ちょっ、声を出さずに幸星くんを手招きで呼んだ。
「目ざといですね、イケメンだからってダメですよ、紗月さんには院長先生がいらっしゃるでしょ。ゆうきさんをナンパ目的で紹介は出来ませんからね」
聞こうとする人の耳にしか届かない小さな声でささやく。
「冗談やめてよ、とんでもない。あの人が戸根院長よ」
私も秘密でも告白するように小さな声でささやいた。
「祐希さんが紗月さんの動物病院の院長先生なんですか?」
「幸星くん知らなかったの?」
「基本、僕からは過干渉や詮索はしません、根掘り葉掘り聞かれるのは嫌じゃないですか。祐希さんはなにも語らないから職業も知りませんでした」
「まだ戸根院長は私って気付いてないわ、私だって伝えて来てよ。隣に呼んでよ、一緒に呑みたい」
「かしこまりました」
すぐにノートパソコンをカバンにしまい、戸根院長が来るのを待っていたら幸星くんが戻って来た。
「隣においでと伝言です」
戸根院長を見ると微笑みながら、おいでと手招きをしている。
行く行く、すっ飛んで行く。なんて私は幸せ者なの。
「幸星くん、あっちに移動するから」
「ですよね、お二方共嬉しそうでなによりです、幸せな顔」
すぐに荷物を持って戸根院長のもとに行った。
「こっち」
戸根院長が端っこからひとつ席をずれて、空けた椅子を軽く叩いた。
「伊乃里は壁際に座って。他の男に見られたくない」
焼きもち焼いている、可愛い。



