―もっと、刺激的な恋を。―

恋の話をすれば 「おとなになったら、またその話はしよう」 なんて軽くあしらわれる。 「俺に特別な感情を抱いている」 どうして私の行動や心がわかるの？ 「こんなに俺のことを好きになっているのか」 卯波先生に接するときだけに起こる 体の変化は、どうなっているの？ 抑揚が少なく、感傷に溺れることなく 貴公子然とした品格は クールでミステリアス 私といると、すごくドキドキしますか？　 その中に安らぎもありますか？ 緊張しますか？ それとも、いっしょにいると 落ち着きますか？ 素っ気なくクールな卯波先生と恋に落ちたら ちょっとオトナの恋が始まる？ ただいま絶賛愛され中！ 緒花 桃 (22) (おばな もも) ラゴム動物病院 新人動物看護師 ＋ 卯波 晴明 (29) (うなみ せいめい) ラゴム動物病院 獣医療のエキスパートであり、 知的エリート獣医師

星川 夏海 (ほしかわ なつみ) 仲秋動物病院 新人動物看護師 × 海知 朝人 (かいち あさと) 仲秋動物病院 獣医師 教育係の海知先生は、海外育ちの イケメンエリート獣医師 明るく華やかで 常に冷静沈着、丁寧な診療で 動物にもオーナーにも だれに対しても優しい。 そんな海知先生と毎日いっしょにいると 元気とときめきをもらえる でも、気になることがある。 たまに 無自覚に私の名前と呼び間違える女性。 それに いつも無意識に私と比べている “あいつ”っていう女性。 この人たちは、だれ？ 海知先生にとって、どんな存在なの？ 「今は星川の気持ちには答えられない」 海知先生の心の中に住みつづけている人は いつになったら出て行くの？ それでも私の一途な想いは まっすぐ海知先生だけに 向かっています。

川瀬 毬 (22) (かわせ まり) 動物看護師 ╂ 保科 明彦 (28) (ほしな あきひこ) 保科動物病院院長 無死角イケメンが宝の持ち腐れの院長は 獣医師になるためと 動物病院を開業するためだけに 今まで勉強一筋の道を歩んできた。 そのため、動物には情熱を燃やして 深い愛情を注ぐのに 他はクールで無頓着で無関心。 動物に寄り添う私には きつく冷たい言葉を浴びせる。 「愛とはそんなに重要な問題なのか？」 「感情は抑えられる。 思考や理性が届かない 感情の領域には興味がない」 「だれかを好きになっても 恋の病には陥ることはない」 クールに平然と言ってのけ 冷めた口をきく。 こんな 【恋愛に無関心の院長が 恋に落ちるわけがない！】