触れたい、cross

たまに、私の部屋に遊びにきて、ご飯を食べて帰ってゆく、伊織くん。


年齢差をまったく感じさせないのは、伊織くんの性格のせい、だと思う。


するり、とフトコロに入り込む能力に、驚くほど長けている。


そんな伊織くんと、おしゃべりをしながら食べるご飯は、私になによりの活力をくれる。


でもたぶん、お互いに話していないことがある気がしている…


たまに見せる、伊織くんの暗い色を湛えている、両目。


その目、は。


鏡に映る、私の両目、そのもの、だから。