傾国の貴妃






自分への嫌悪感も。

全ての物に対しての諦めにも似た気持ちも。

日常への嫌気も。





あなたと出会うために。

あなたと愛し合うために。

必要なことなのだったのだというのなら、私は――




――全てが愛おしい。