君の綺麗な瞳に恋をする

弟「姉ちゃん、朝飯できたって」

結「わかった、いまいく」

私は今日から高校1年生。

荷物の最終確認をして1階に行くと、食卓を囲んで私を待っている弟とお父さん。

私の家族は弟の葉月とお父さんと三人暮らし。

葉月は14歳でお父さんは35歳だ。二人ともそれなりに顔は整っている。

なんで私はこうも顔が二人みたいに整ってないの??
ほんとに家族と思う時がある。
お母さんも美人だったのにな〜

お母さんはというと、私が8歳の時に突然突っ込んできた車から私を守ろうとして身代わりになった。お母さんはとても綺麗な見た目で優しい性格をしていた、私はそんなお母さんが大好きだった。

そこから私は、お母さんが死んでしまった日の前後は心が弱くなって、今でも夢の中でフラッシュバックしてくる。私がそのまま死ねばよかったのに....ってだめだめ!お父さんと葉月の前なんだから!

父「そういえば結心、もう8時だが大丈夫か?今日は雨で電車が遅延しているらしい、だが父さんは今日葉月の授業参観があって送り迎えができないんだ、ごめんな、悪いが歩きで行ってくれり」

結「あっ、やばっ、忘れた!大丈夫だよ、お父さん、私高校生だよ?笑ひとりでいけるからだいじょーぶ!ってことでお父さんごちそうさまー!」

私の高校は、電車で20分、歩けば35分かかるのだ。本当は電車で行きたいが大雨で遅延しているらしい。

外に出ると洪水にならない?ってレベルの大雨が降っていた。なんで学校休みにならないの?

こんな中歩くの嫌だけど今日は入学式だし、休んだら遅刻するわけにはいかないもんね!

35分後.....

結「はぁ、はぁ、ぎりぎり、つ、、いた」

疲れたけど、後時間が10分しかないからクラスだけ見てから体育館に行かないと、、、、

結心「えぇーと、私のクラスは、、A組ね、番号は26番結構早いな、って早くいかないと遅れるっ!」

残り5分、危なかった、心の中で安心しつつ席に座った。

先「えー、みなさま、ご入学おめでとうございます。・・・・・・・・・・これで終わります。一同起立、礼、各自自分の教室へ」

先生の話長かったなー、つかれちゃった。
でも今日は、この後教室に行って、先生の紹介とか教科書配られて終わりだからがんばるかー

結「えっと、私の先は1番後ろの左か!ラッキー寝れるし、外も見えるからうれしいな」

先「みなさん、先についてください。出席確認するぞー」

先生は結構緩い感じなのね。
それにしても、空って綺麗だな〜
雲ひとつもない、私みたいに汚れてないな、、、

先「さーん、ゆ、、さーん、聞こえてますか?ゆなさん!」
  
結「あっ、はい、すみません.....」

ク「くすくす」