玉響の花雫    壱


ドクドクと煩い心臓と顔に熱がこもる
私に大丈夫だからという気持ちが
伝わって来て、気付いたら自分から
筒井さんの頬に触れていた


『フッ‥‥無理しなくてもいい‥‥』


「‥‥してません‥‥ッ
 私だって‥‥もう大人なんですから」


真っ赤で茹蛸みたいな顔だと思うけど、
それでも、告白した時よりも勇気を
出してそう伝える


何をしてもらったら安心するのかとか、
どう言われたら嬉しいのかとかじゃなく、ただ純粋にもっと筒井さんに
触れていたいと思ったのだ‥‥



『お前‥‥震えてる‥‥』


「震えますよ‥‥だって‥‥
 好きな人と‥これから‥初めて
 するんですから‥‥」


笑顔で伝えると、少しだけ背伸びをして
初めて自分から筒井さんに抱きついた


「ッ‥‥優しくしてください。」


『フッ‥‥約束する。』


ルームライトが照らされた寝室のベッドに寝かされると、服を脱いだ筒井さんと
暫く見つめ合うと、目を逸らした私の
顎を捉えられ、唇を塞がれた。



『緊張してるのはお前だけじゃない』


そういうと、私の手を自分の心臓に持っていき鼓動を確かめさせてくれる


『な?‥‥安心しただろ?』


筒井さんも緊張してるの‥‥?


微笑む筒井さんに頷くと、
もう一度角度を何度も変えながら
私の唇をゆっくり啄み、深く深くキスをし始めた



「ンッ!‥‥‥待って‥‥」


唇が離れるとTシャツを脱がされ、
私は咄嗟に両手で胸元を隠したけど、
すぐに筒井さんの両手がそれを
私の顔の横に移動させて押さえると
また唇を深く奪われた



筒井さんの舌の甘さに体の力が
どんどん抜けていく‥‥。
そんな私を他所に、胸に触れた手の感触
に体が反応すると、筒井さんの唇がその先端を咥え体が大きく跳ねてしまった


「アッ!!アッ‥‥ッ」


自分から聞いたことのない声が出て、
あまりの恥ずかしに人差し指を噛む


どうしていいか分からないし、
触れられる度に反応してしまう体や声に
緊張が増して涙が溢れてしまう‥‥


『お前のいいところは素直なところ
 だろう?今は我慢せずに
 沢山素直に感じればいい‥‥』


「えっ?アッ!!ヤダ‥‥筒井さ‥っ」


止まることのない手の動きや舌の動きにどんどん息が上がっていく私を安心させるように、筒井さんは何度も優しく触れてくる。

頬‥おでこ‥‥髪にもキスを落とし、
涙が出れば、優しく拭ってくれた。



下半身の敏感な部分に筒井さんの手が
触れると、私が怖くないように体を
抱きしめて深くキスを落としてくれた。


『霞‥‥大丈夫だから力を抜け‥‥』


えっ?筒井さん‥‥今‥‥


「ッ!!アッ!!‥‥」


甘い感覚を暫く与えられた後、
鈍い痛みと感じたことのない圧迫感が
押し寄せ、吐息が漏れながらも筒井さんにしがみつく


初めての痛みを感じながらも、
それでも筒井さんは最後まで
優しく私を抱いてくれた‥‥