ーーー入学してから一ヶ月がたった。
「ゆ〜めっ!おっはよー!」
「夏美ちゃん!おはよう!」
相変わらず元気な夏美ちゃん。
やっと広すぎる校舎の造りも覚えてきて、新しい生活に慣れてきた。
「結愛、おはよ」
少し上から声が聞こえて、振り向くと樹くんが
こちらを見つめていた。
「樹くん、おはよ~!」
この人は白浜樹くん。
樹くんも夏美ちゃんと同じく小学校から一緒の幼馴染み。
「結愛、今日もかわいいね」
樹くんの手が私の頭の上でポンポンと優しく揺れる。
「ちょっと、樹くん、、、」
「ゴメンゴメン、笑」
全然反省してなそうな顔で笑って、自分の席に戻っていった樹くん。
「いいな〜あんなイケメンな樹くんが幼馴染なんて」
「樹くんって結愛だけに甘々だよね!」
「2人って付き合わないの?」
「付き合ったら美男美女カップルだねー!」
私の席の周りに集まった友達が「早く付き合え〜!」ってはやし立ててくるけど、なんかな、、、
「樹くんって優しいしかっこいいけど、恋愛対象としては見れないんだよね、、、」
「えーつまんない、、、」
「ま、結愛らしくていいじゃん!」
その後、話は今日の英語の小テストの話に変わり、
皆で話しているとチャイムが鳴り先生がやってきた。


