学校―――。 「雅楠。お前また本読んでるのかよ」 「暗いな~。でもそれが雅楠だけどな!!」 「友達」が俺に話しかける。 「本は面白いぜ。 お前も読んでみたら?」 俺が進める。 だけど「友達」は ``遠慮する`` と言って読まない。 まぁ別に俺は どうでもよかったんだけどな。 「ギャハハ マジで~?」 あぁ、 目障りなものを見てしまった。 悪口で盛り上がる女子たち。 アイツらは本当に嫌いだ。 俺は俗に言う女性恐怖症なのか? いや、俺は否定する。 信じられないだけだな。ただ単に。