あまりにも寝顔が愛おしいすぎて、キスをしてしまった。
みやびは起きない。

まだすやすやと眠り続けていそうだった。


だから、


私の方が先に好きだったんだ。









那樹の顔がどんどん赤くなる。

私は長年の恋が実ったのだからこのくらいさせてほしいともう一度背伸びをして那樹の顔に近づこうとする。


「ああっ!もうっ!」


那樹が突然大声を出したと思ったら、顎をくいっと持ち上げられ、少し強引に唇を奪われた。


さっきしたみたいな軽いヤツじゃなくて…


足が少しふらつきそうになるけど、那樹に抱きしめられているからなんとか立っていられる。


吐息が熱い。

キスってこんなに気持ちいいんだ。

好きな人と触れ合えるって…

舌と舌が絡み合う。

自分の舌が那樹の舌になぞられ、変な声が出る。

気持ちいいのに…




…息が、苦しい。

けど幸せ。



「っぁ、はぁっ……」

「はぁっ…ん、っは…」



今にもとろけてしまいそうだった。

やっと那樹が唇を離してくれた。

と思ったら、那樹の顔がまた近づく。


そして視界の下の方と移動する。




「った!!」