「ちょっと!!っ…」
「はぁ…はぁ……」


近くの大きな川が見える公園あたりまで走ると、真凜が掴んでいた私の腕をぱっとあっけなく離した。

私は何が何だか分からないまま、真凜に問いただす。


「急に何!?それに皆のあの感じも…」



「笑わないで聞いてよ…」



真凜は私の顔を一切見ないままそう言った。

2人並んで白い石の階段を少し川の方へと下り、座った。


もうすぐ日が暮れそうで、そこから生み出されるオレンジ色が私たちを照らす。


「もうすぐ暗くなっちゃうよ…」



私はなにか話そうとしているけど上手くまとまらない様子の真凜をなんとなく急かす。

真凜は意を決したように、両手をぎゅっと握りしめた。






「好き。」