「オマエの笑顔は無駄にまぶしすぎなんだよ。太陽なのか? 俺の目をつぶす気なのか?」
「あぁあ~、邪魔しないで欲しかったんだけどなぁ。我流のせいでお預け食らっちゃったじゃん」
「おあずけ?」
振り向いた唯都様に「ねー」と微笑まれた。
いきなり視線を向けられたことにビックリ。
「なんのことですか?」と、とぼけた声で首をかしげる。
「俺と琉乃ちゃんで甘ったるい世界に沼落ちするまで、あと数ミリってところだったのにね」
至近距離からストレートに飛んできた、王子様級の極甘ウインク。
「食べたかったのにな、琉乃ちゃんのこーこ」
唯都様の親指が私の唇に沈み込んだから、数分前の私が一気に脳内に流れ込んできてしまった。



