「何言ってんの、あんた」 とても、とても、冷たかった。 「空、見てたから」 ニナは挫け無かった。 「一人に、なりたかっただけだよ」 ウルは答えた。 「なにか、あるの?目が不安そうだから。どうしていつもここにいるの。どうして長袖なの、どうしてこんな暑いところにいるのに汗も流さないの」 ニナは、一つ残さず言い放った。