屋上、どこだっけ。 ニナは焦った。 1ヶ月近く時間を無駄にしてしまっていた。 『ナガシマウルは、この学校内には成績優良生、容姿端麗、でおさまっていた。 しかしながら、学外での評判はどこかの企業の御曹司である。 そのため、世間から見た目は華々しいものであった。 期待もこれ以上でも以下でもなく、そのものであった。』 これが、ニナが得た情報であった。