「おい!起きろよ!早くしないと
時間がなくなっちまうよー」

エー?まだ朝じゃないはず。。。

「早くってば、、、、」

「もうなーにっ?」

ふと目をこすりながらベッドの横を見ると、
そこには、中トロが座っていた。
あー、中トロとは、うちで飼っている犬のことで、
私が、小学6年の時に捨てられてた子犬を
うちに持って帰ってきて、それからうちで
中トロを飼うことになった。
何で、名前が中トロかって?

うちの、家系は大の中トロ好きで、
その夜も、おすし屋さんに家族で食事に出かけるところだった。

そして、この名前をみんなでつけた。
うん、それはいいとして、
いま、起きろって!中トロ喋ったよね?

「はー?ッていうか、中トロ今なんか言った?」

「だから、早く起きろっていったの!
時間が無いんだから,、、、ホラ」

その瞬間、また大きな光が私の目の前で光った。

「アー、これって?あの時と同じ!」

不意に目を閉じて、目を開けた瞬間
私は、自分の目を疑った。

そこは、あの今日行ったキャンディー屋の前だった。