「か…彼方さんっ、やめ…。くす…ぐったいです…」
そのとき、首筋にチクッとした甘い疼きが走る。
それに驚いて目を丸くするわたしを彼方さんが上から見下ろす。
「つけてやったで、キスマーク」
悪びれもなく、意地悪く微笑む彼方さん。
「ちょっ…と、待ってください。今すぐ消してください…!」
「時間がたてば消えるから、今すぐに消すのは無理やな。物理的に」
「…じゃあ、どうして…こんなこと」
放心状態のわたしに、彼方さんは満足げに微笑む。
「そんなん決まってるやん。みひろちゃんがだれのものかってわからせるために」
“わからせるため”――というのは、きっと遥さんに対してのことだ。
「みひろ、好きやで」
不意を突かれた“みひろ呼び”に、わたしは一瞬にして心臓を射抜かれた。
そのとき、首筋にチクッとした甘い疼きが走る。
それに驚いて目を丸くするわたしを彼方さんが上から見下ろす。
「つけてやったで、キスマーク」
悪びれもなく、意地悪く微笑む彼方さん。
「ちょっ…と、待ってください。今すぐ消してください…!」
「時間がたてば消えるから、今すぐに消すのは無理やな。物理的に」
「…じゃあ、どうして…こんなこと」
放心状態のわたしに、彼方さんは満足げに微笑む。
「そんなん決まってるやん。みひろちゃんがだれのものかってわからせるために」
“わからせるため”――というのは、きっと遥さんに対してのことだ。
「みひろ、好きやで」
不意を突かれた“みひろ呼び”に、わたしは一瞬にして心臓を射抜かれた。



