「…そうですね。まあ…」
「あ…、ごめん。昨日、あんなことがあったあとで、しかも他人の部屋でなんてゆっくり眠れないよね」
遥さんの言うとおり、正直あまり眠れなかった。
もちろん、こわい思いをしたからというのもある。
だけど、それよりも眠れなかった原因は――。
布団から彼方さんの匂いがして、それが気になって眠れなかった…!
どっちへ寝返りを打っても彼方さんがすぐそばにいるような感覚がして。
「…そういえば、彼方さんは?」
「ん?寝坊だよ。ほっといて先に食べよ」
「は、はい」
彼方さんって時間に厳しいイメージだけど、寝坊するんだ。
でも、彼方さんも昨日のことでお疲れだよね。
わたしは、彼方さんが寝ているであろう遥さんの部屋のドアを静かに見つめた。
結局その日、彼方さんは姿を現さなかった。
「あ…、ごめん。昨日、あんなことがあったあとで、しかも他人の部屋でなんてゆっくり眠れないよね」
遥さんの言うとおり、正直あまり眠れなかった。
もちろん、こわい思いをしたからというのもある。
だけど、それよりも眠れなかった原因は――。
布団から彼方さんの匂いがして、それが気になって眠れなかった…!
どっちへ寝返りを打っても彼方さんがすぐそばにいるような感覚がして。
「…そういえば、彼方さんは?」
「ん?寝坊だよ。ほっといて先に食べよ」
「は、はい」
彼方さんって時間に厳しいイメージだけど、寝坊するんだ。
でも、彼方さんも昨日のことでお疲れだよね。
わたしは、彼方さんが寝ているであろう遥さんの部屋のドアを静かに見つめた。
結局その日、彼方さんは姿を現さなかった。



