milk or coffee? 〜甘く、苦く、溶かされて〜

わたしを庇うようにして戦う彼方さん。

わたしは緊迫した空気の中、ただその背中を見守り続けることしかできなかった。


「彼方!大丈夫か!?」


そこへ、遥さんも駆けつける。


「警察には連絡しておいた!」


遥さんのその言葉を聞くと、黒ずくめの人は一目散に逃げていった。



そのあと、遥さんが呼んでくれた警察が駆けつけ、わたしたちは事情を聞かれることに。


警察署から帰ってきたころには、日付をまたごうとしていた。


「…彼方さん、遥さん。ご迷惑をおかけして…すみませんでした」


わたしは、マンションまで送ってくれた彼方さんと遥さんに頭を下げる。


「なんでみひろちゃんが謝るん」

「そうだよ。悪いのはあいつなんだから」

「…でも、2人は明日の仕込みとかもあって、それに朝も早いっていうのに――」