「またまた〜。彼方さんかっこいいんですから、そんなわけ――」
「ほんまやで。そういうコに限って、遥に取られるから」
ほんの一瞬だけ、彼方さんの表情が切なげに見えた。
「やから、どうせ遥に取られるなら本気やなくて遊びでいいやって」
…なるほど。
この話が本当なら、彼方さんが遊び人になったのにも納得がいく。
「やけど、久々に“いいな”って思った」
「…え?」
顔を上げると、カウンター越しに彼方さんと目が合った。
「みひろちゃんのこと。一目見てそう思った。久しぶりに“本気”になってみよっかなって」
「なっ…。急になにを言い出すんですか…」
「ほんまやで」
…ほんまやでって。
そんな真剣な顔して言われても。
「…それなら、普通はいきなりあんなことしませんよ」
「ほんまやで。そういうコに限って、遥に取られるから」
ほんの一瞬だけ、彼方さんの表情が切なげに見えた。
「やから、どうせ遥に取られるなら本気やなくて遊びでいいやって」
…なるほど。
この話が本当なら、彼方さんが遊び人になったのにも納得がいく。
「やけど、久々に“いいな”って思った」
「…え?」
顔を上げると、カウンター越しに彼方さんと目が合った。
「みひろちゃんのこと。一目見てそう思った。久しぶりに“本気”になってみよっかなって」
「なっ…。急になにを言い出すんですか…」
「ほんまやで」
…ほんまやでって。
そんな真剣な顔して言われても。
「…それなら、普通はいきなりあんなことしませんよ」



