「…うわぁぁぁぁ!それは…してないです!」
慌てて彼方さんの口を塞ぐ。
…キスはしてない!
ちょっと唇の端が触れただけ…!
「それに、どうしてクリーム取るだけであんなことっ…」
「いいやん。ちょっと奪ってみたくなっただけ」
「奪ってみたくって…、だれからですか?」
「遥」
そう言って、彼方さんは人差し指でわたしの顎をくいっと持ち上げる。
「そもそも、なんで俺が初対面のみひろちゃんの名前知ってたと思う?」
たしかに、…言われてみたらそうだ。
「それはな、遥から聞いててん。最近店に、かわいい女の子がきたって。名前は“みひろちゃん”って」
――“かわいい”。
遥さんがそんなことを。
「でも、女性客は他にもたくさんいますし、ひと目見ただけでわたしが“みひろ”だなんてわかるはず――」
慌てて彼方さんの口を塞ぐ。
…キスはしてない!
ちょっと唇の端が触れただけ…!
「それに、どうしてクリーム取るだけであんなことっ…」
「いいやん。ちょっと奪ってみたくなっただけ」
「奪ってみたくって…、だれからですか?」
「遥」
そう言って、彼方さんは人差し指でわたしの顎をくいっと持ち上げる。
「そもそも、なんで俺が初対面のみひろちゃんの名前知ってたと思う?」
たしかに、…言われてみたらそうだ。
「それはな、遥から聞いててん。最近店に、かわいい女の子がきたって。名前は“みひろちゃん”って」
――“かわいい”。
遥さんがそんなことを。
「でも、女性客は他にもたくさんいますし、ひと目見ただけでわたしが“みひろ”だなんてわかるはず――」



