milk or coffee? 〜甘く、苦く、溶かされて〜

飲めないことはないけど、…やっぱり苦い!


そのおかげで現実に引き戻された。

向かいに座る遥さんは、やっぱりいつもと雰囲気が違うと。


…でも。

かっこいいことに変わりはない。


「あっ、みひろちゃん。ちょっと待って」


なにかついているのか、遥さんがわたしの顔を見てはっとしている。


「クリームついてるで」

「え?クリーム?」


クリームとは、おそらくパンケーキに添えられていたホイップクリームのことだ。


「動かんといて。取ってあげるし」

「あ…ありがとうございます」


向かいの席からわたしの隣へやってきた遥さん。

そして、そっと顎に手を添えられる。


このシチュエーション…、前にもあった。


『あっ…。みひろちゃん、ついてるよ?』

『…え?』

『ほらっ』