milk or coffee? 〜甘く、苦く、溶かされて〜

びしょ濡れのわたしに、ふわふわのバスタオルまで貸してくださって。

からの、ホットミルク。


ひと口飲むと、体にじ〜んと染み渡った。


「おいしいです。とっても温まります」

「よかった」


そう言って、遥さんもタオルで髪をわしゃわしゃと拭きながら、ホットミルクの入ったマグカップを持ってわたしの隣へ。


「ぼくは久しぶりに1人で飲んでた帰りだったんだけど、みひろちゃんは…?バイト帰り?」

「あっ…、はい」

「それで、“修羅場”っていうのは…?」


遥さんに聞かれたから、わたしはさっきの浮気相手に勘違いされた話をした。


「…いきなりビンタだなんて。それはひどいね」

「びっくりしました。ドラマとかで見る光景が、まさか自分の身に起こるなんて」


ぶっ飛んだ勘違いすぎて、逆に笑えてきた。