遥さんはわたしの唇をなぞった親指の腹を見せる。
そこには、白い粉がついていた。
ガトーショコラにかかっていた粉砂糖だ。
「うん、甘い」
そう言ってわたしに視線を向けながら、自分の親指についた粉砂糖をペロリと舐める遥さん。
どこか色っぽいその仕草に、思わず胸がドキドキした。
たまに、遥さんは無自覚でこういうことをしてくるから、そのたびにわたしは戸惑ってしまうことがある。
他のお客さんからは、『小動物みたいですね』と言われているのを何度か聞いたことがあるから、こんなふうに獲物を狙う肉食動物みたいな表情もあることにギャップを感じている。
『Gemini』でほっこりして、わたしは夕方にシフトを入れていたバイト先へと向かった。
バイト先は、大学から近いファストフード店。
そこには、白い粉がついていた。
ガトーショコラにかかっていた粉砂糖だ。
「うん、甘い」
そう言ってわたしに視線を向けながら、自分の親指についた粉砂糖をペロリと舐める遥さん。
どこか色っぽいその仕草に、思わず胸がドキドキした。
たまに、遥さんは無自覚でこういうことをしてくるから、そのたびにわたしは戸惑ってしまうことがある。
他のお客さんからは、『小動物みたいですね』と言われているのを何度か聞いたことがあるから、こんなふうに獲物を狙う肉食動物みたいな表情もあることにギャップを感じている。
『Gemini』でほっこりして、わたしは夕方にシフトを入れていたバイト先へと向かった。
バイト先は、大学から近いファストフード店。



