そんなこんなであっという間に放課後

私と莉奈は学校帰りにどこかよろうって話を和気あいあいと楽しく喋ってると

「なぁ」

またもやドキッとした

私と莉奈と築地くん、あと数名のクラスメイトたちがいる教室の中で話しかけられたから、びっくりした

築地くんってこれでも女子にモテるよね

だから別の子に話しかけてるのかと無視をしていたら

「てめぇ無視とはいい度胸だな。九里菜 愛海」

えぇ〜、私ぃー?

冷や汗が大量に吹きでてるよ

それに女子たちの目付きが怖い

「な、なんですか?愛海は私と新しくできた駅前のファミレスに行くんです。話しかけてこないで」

だからそれを言える度胸私にもくださいな

「この後暇?ファミレスなんて何時でも行けんだろ。ちょっと着いてきて欲しいところがある」

「不良だから、愛海を危ない所に連れていく気でしょ?嫌だもんね。愛海は渡さないもん。私の大好きな可愛い愛海ちゃん」

もう〜莉奈はなんて可愛いこと言ってくれるのさ

「ちっ、いいから来い」

「ちょっと〜!愛海〜?」

ゆうやくんは私の手を握り教室を飛び出した

莉奈が呼んでるのに、築地くんは止まる気配すらない