到着

「よし着いたよ。美波ちゃん。ここであってる?」

「あ、はい、あってます」

私の家は白で統一されている

「よし、じゃあまた明日ね。おやすみ!」

「あ、あの!」

あ、やばい何引き止めちゃってんのさ

無意識のうちに声が出ちゃってた

「どうしたの?」

「あ、あの、その」

『……』

私が不自然に呼び止めたせいで場に変な空気が流れている

「ま、また明日です」

「うん、また明日ね。あ、それと明日迎えに来るから寝坊しないようにね」

と、先輩は来た道を手をフリフリしながら帰っていった