結局何を買っていいのかわからず、ハリウッド俳優にも人気とかいう宝飾店でこのピアスを買った。 俺に何も言わず、黙ってニューヨークを去ったカレン。 恨んでも恨みきれない思いは本当だ。 だけど、それよりカレンの気持ちを考えると、心がねじ切れそうに痛い。 この痛みよりカレンの痛みのほうが何倍も何十倍も強かったのかと思うと、もういっそねじ切ってほしいと感じる。 何もかも捨てて追いかけようにも、俺にもどうしてもそれなりの金がいる理由があるんだ。 まだ会社を辞めるわけにいかないんだ。