偽りのアイドル

「え⋯⋯? あ、うん、いいよ」


急に誘われたから何かと思えば、散歩⋯⋯。

友希って、昔散歩なんてしてなかったのに⋯⋯。


「ん」


よし、聞いてみよ。


「ねー、友希、なんで散歩したいと思ったの?」


「⋯⋯運動しようと思った、から?」


ふふっ、なんだそれ。


意味がわからない、と思ったら、なぜか笑いが零れる。


友希はいつもダンスとか筋トレとか頑張ってるのになあ。


「⋯⋯なに」


少し不機嫌になったのも、全部全部面白く感じてしまって、どうしても笑いが止まらない。


「⋯⋯別に1人でいい」


「ごめんごめん。
一緒に行こ」


そして、私達は、朝の少し眩しい陽の光を浴びながら、歩き出した。


「どこ行くの?」


「⋯⋯スーパー」


え? スーパー??


「昼飯作ろ」


お昼ご飯作るの⋯⋯!?


「うん!」


そして、私達はスーパーで材料を買ってきた。