偽りのアイドル

「⋯⋯久しぶりに、家来る?」


「えっ、いいのっ?!」


私は今、寮生活だから、おばさんの家は久しぶりだっ。


「ええ、もちろん。友希くんも、よければおいでね」


「⋯⋯行かせてもらいます」


友希からも了承され、私達は揃って歩き出す。


学園からおばさん家は近いからね〜。
徒歩5分くらい。


「わ〜、相変わらず綺麗だね」


「⋯⋯」


「あら、そう? ありがとう。
⋯⋯まあ、家には必要最低限のものしか置いてないからねえ」


必要最低限だけ? ⋯⋯あ、そうだ。

おばさんは理事長として色々頑張ってくれている。

たまに家に帰らず仕事しているときもあるし。


「⋯⋯今日は、泊まってっていいですか?」


「え??
ええ、もちろんよ!」


友希泊まるの⋯⋯!?


「じゃあ、私も泊まる!!」


その日は、3人別々の部屋で寝たけれど、心はずっと、繋がっているように感じた。



⋯⋯ああ、りおちゃが助けてくれたからだ。

と改めて思う。


そして、りおちゃは、何者だろうか、とも。


そんな事を考えながら、私は眠りについた。