偽りのアイドル

「私なんてね……いなければ良かった。
誰にも本当の意味で愛された事なんてないし、
嘘ついてばっかり」


ほら、これも。


りおんだって、明かさずにファンの乙葉と喋ってる。


嘘ついてばっか。


「乙葉にも嫌われて当然。
今だよ?
私と別れるのは」


やっとできた友達……別れたくない、別れたくない……けどさ。
乙葉の為なら……私は、いいから……──。


『……ね、』


……?


『あたしが、いつ、りおちゃの事が嫌いって言った?

りおちゃ、それは、自意識過剰か、そうならざるを得ないほどの何かがあったからだから……

否定しないけど、
そのクセは、やめてほしい。

あ、これお願いだから。

あたしは、りおちゃとやるの。
りおちゃとしか、やりたくないの!!

だから……伝える。七星財閥の事』


『七星財閥は……反対派は……あたしが作ったの。
いや、あたしのせいで出来たの』


「え……」


反対派とは七星財閥の在り方に反対している人達の総称。


そして、そのトップは、


七星財閥の社長の妻の姉で、


七星財閥に忠誠を誓った一族のトップで、


七星学園を任せられている、


理事長、星崎鈴音さんなんだ。


『あたしが──』


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